毎日忙しすぎて、夜ベッドに入ってもなかなか眠れない。現代人にはありがちなお悩みですが、ベッドに入る直前まで仕事のことを考えたり、ギリギリまでパソコンやスマートフォンの画面を眺めたりしていませんか?
睡眠と心と身体の健康の関係は近年ますます注目されています。1日の疲れとストレスを解消してリセットし、翌日また新鮮な気持ちで目覚めるためには質の良い睡眠が欠かせません。
良質の睡眠を得るためには、心と頭を緩め、温めることが大切です。 この記事では、寝る前におすすめの毎日の習慣をご紹介します。
- デジタルデトックス
- 身体を温める
- 思考を休める
デジタルデトックス
眠る2時間前から、スマートフォン、パソコンを開くのをやめましょう。また、照明をLEDライトの白い光から、白熱球などの柔らかいものに変えましょう。
デジタル機器やLEDライトから発生するブルーライトは、眠りを誘うメラトニンの生成を抑制し、体内時計を狂わせる可能性があると言われています。
どんなに疲れていても、白っぽい光やブルーライトを見ると身体は昼間と勘違いしてしまい、活動的になってしまいます。
ブルーライトカットメガネなどもありますが、寝る前はデジタルデトックスして、目に光を入れすぎないようにし、紙の本を読む、音楽を聴くなどすると、自然にメラトニンが生成され、自然に眠くなります。
身体を温める
小さい子供や赤ちゃんが眠くなると手足が暖かくなります。犬や猫もそうですね。
人間の大人も、手足を温めると副交感神経が刺激され、良質の睡眠を得やすくなります。 寝る前に、ぬるめのお風呂にゆっくり入る、手足を温める、生姜湯などのカフェインを含まない暖かい飲み物をいただくなどすると眠りに入りやすくなります。また、就寝前のヨガなどで身体をリラックスさせ、血行を良くするのも良質の眠りのために役立ちます。
ヨガのメニューには、昼間にオススメの身体を活性化させるもの、就寝前の、身体を休める準備に良いものがあります。インターネットやYouTubeには様々なシチュエーションや目的に応じたメニューが紹介されているので暮らしに取りいれてみてください。
思考を休める
ベッドに入ったのに、頭の中は考え事でいっぱい。昼間の仕事のトラブルを思い返して悩んだり、新しいアイデアが次々と湧いてきて眠ろうとすればするほど頭が冴えてしまう。
明日の朝は早いのになかなか眠れない、という経験は誰にでもあると思いますが、ベッドに入るギリギリまで仕事をしたり考えたりせず、上記の方法でリラックスするようにすると、自然に体も心も休憩モードに入ります。寝る前の2時間はできるだけ難しいことを考えずに、ゆったりと過ごしましょう。
寝る前の2時間を「無駄」と思わずに、心と身体を休むことに使い、1日のストレスをその日のうちに解消するようにし、良質の睡眠をとりましょう。
ぐっすり眠り気持ちよく目覚めることで翌日も朝からしっかり動けます。
厚生労働省によれば、日本人、特に子供と仕事をしている人の睡眠時間は世界で最も短いと言われているそうです。睡眠不足でも平気、という人もいますが、睡眠の質と生活習慣病の関係は科学的にも立証されています。
朝から眠気や体調不良を抱えながら、だらだらと働くよりも、メリハリをつけることで、仕事や勉強の効率も良くなるはず!今日からぜひ試してみてください。